2007年12月19日

16.社長離脱

出番を終えた一行は、ジプシー・アヴァロンを出発し、苗場プリンスホテルの駐車場へと向かった。
途中、レッドマーキューリー脇を通った時、ベンジーの歌声が聞こえてきた。
出来れば見たかったが、その気力はなかった。
駐車場に着いた一行は、機材を自分達の車に片付けたあと、苗場食堂に向かった。
そのときもレッドマーキュリー脇を通ったのだが、ベンジーのライヴはすでに終わっていた。

苗場食堂にもステージがあり、そこでももちろんライヴが行われていた。
ステージから少し離れた所にレジャーシートを敷いて一行が陣取ると、何人かは屋台を物色しはじめた。
その何人かの中に軍司が含まれているのは言うまでもないことだが。

苗場食堂は、食堂とはいっても野外にある。
テーブルやイスも用意されていたが、ほとんど埋まっていたので、地べたにレジャーシートを敷いたのだった。
しかし、しばらくすると奇跡的にいくつかのテーブルが空いたので、そのいくつかのテーブルとイスを適当に寄せ集めて陣取った。
そして、折りよく中原さんや社長、軍司やタッキーらが食べ物や飲み物を調達してきてくれた。

まずは乾杯。
そして食事をいただく。
ものによって多少の当たり外れはあったものの、どれもおいしくいただけた。

「ほな、俺そろそろ帰るわ」
と社長が席を立った。
「え、どこに帰んの?」
あまり事情を把握していないメンバーの誰かが社長に訊ねた。
あるいは俺だったかもしれない。
「名古屋」
どうやら翌日に仕事を控えているらしく、社長は今からご自慢のBMWを飛ばして職場である名古屋に帰るらしい。
「ご苦労はんだす!」
一行は社長の労苦を労いつつ見送った。
posted by hilao at 07:24| Comment(0) | 本文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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